グラクソ・スミスクラインがデュタステリドを男性型脱毛治療薬としては許可されました
その名前が「ザガーロカプセル」
今年の4月に申請して約半年で認可になったようです
デュタステリドは、既に前立腺肥大症治療薬として2009年に国内で発売されています
効果としては、薄毛。抜け毛の原因になる
強力な男性ホルモン【ジヒドロテストステロン(DHT)】の生成を抑制するのが目的で
【ジヒドロテストステロン(DHT)】はテストステロン(男性ホルモン)から
5αリダクターゼ(還元酵素)によって分解され生成されます
5αリダクターゼ(還元酵素)はⅠ型、Ⅱ型が存在し
既存のAGA治療薬であるプロペシア(フィナステリド)はⅠ型を阻害するのに対し
ザガーロ(デュタステリド)はⅠ型、Ⅱ型を共に阻害することで
【ジヒドロテストステロン(DHT)】の生成を抑え、抜け毛や薄毛を抑制するのです
今まで、プロペシア(フィナステリド)で効果が出にくかった人にも、効くかもしれない!!
薬なので、副作用もありますので注意が必要です
主に、性機能に関する副作用ですのよく考えたいものです
副作用等発現状況の概要
第II/III相国際共同試験において、
本剤が投与された総症例557例(日本人120例を含む)中、95例(17.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された
その主なものは、勃起不全24例(4.3%)
リビドー減退(精力減退)22例(3.9%)
精液量減少7例(1.3%)であった
日本人120例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告された症例は14例(11.7%)であった
その主なものは、リビドー減退(精力減退)7例(5.8%)
勃起不全6例(5.0%)
射精障害2例(1.7%)であった(承認時)
国内長期投与試験において
本剤が投与された総症例120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された
その主なものは、勃起不全13例(10.8%
、リビドー減退(精力減退)10例(8.3%)
射精障害5例(4.2%)であった(承認時)
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